松尾純一郎、57歳。早期退職し、現在無職。妻子はあるが現在は別居中。純喫茶巡りを趣味にしようと、コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡るが…。『WEBきらら』連載に書き下ろしを加え単行本化。
神奈川県生まれ。「はじまらないティータイム」ですばる文学賞受賞。ほかの著書に「ランチ酒」「三千円の使いかた」など。